2004/08/06 足踏み脱穀機復活  Revived Threshing Machine
old threshing machine came in February

これは、今年の2月に我が家にやってきた足踏み脱穀機。私が欲しがっているというのを聞いて、大社長が古道具コレクションの中から譲ってくれたらしい(どうもありがとうございます!)。
木の土台が壊れているのでガタガタするのと、踏み板がなくなっていますが、足踏み部分を動かすと、一応ドラムは回るようです。土台を直して、踏み板を付けて、あとは埃とさびをきれいにすれば、十分使えそうです。





repaired frame

まず、土台はかなり壊れていたので、古材で新しく作り直しました。元の土台はちゃんとホゾ組みになっていましたが、私が作ると突き付けのビス止め。刈り取って小屋の2階に干したままになっている麦をそろそろ脱穀したいので、最低限の修理で済ませようと、、、(というのはやっぱり言い訳?)
repairing transmission

土台が直ったら足踏みもスムーズに動くようになったよ。ほら、ぐるん、ぐるん、、、あれっ?なんかベアリングの玉が床に転がってるけど、、、ま、いっか。ぐるん、ぐるん、ぐるん、、、がらごろがらごろ、、、と、動かなくなってしまいました。
仕方ないのでさびたボルトを緩めて、増速機構(?)をばらしてみると、カップアンドコーンのベアリング部分に、玉が片側十数個入るところ、両側で6つしか残っていません。初めのうちはまだベアリングの玉が残っていたので何とか動いていたのが、動かしているうちにどんどん隙間から玉が抜け落ちて、とうとうガタンとはずれてしまったようです。
さて、どこかでベアリングの玉を入手しなくては、、、
putting new bearings

実はここからが大変でした。田舎だし、ベアリングの玉ぐらい在庫してるんじゃないかと、近所の自動車修理工場や農機具屋を何軒か回ってみましたが、そもそも「ベアリングの玉」というのが通じません。機械屋の友人に電話で相談してみると、自転車やバイクではおなじみのこのタイプのベアリングは、既に他の世界ではとっくに使われなくなっていて、かなり特殊なものらしい。ベアリングの玉を扱っているWebショップも教えてもらいましたが、最小単位が500個とか。結局、農機具屋で教えてもらった韮崎の店から紹介された甲府のネジ屋まで行ってやっと入手できました(1個32円という高値!)。
うーん、グリス付けてベアリングの玉を並べるのって、何年ぶり、、、?

revived !

最後に踏み板を付けて、やっと復活です。
ぐるん、ぐるん、ぐるん、と調子よく回るようになりました。
あとはドラムの埃とさびを少し落とさねば、、、

倉庫で眠っていた脱穀機さんも、また現役復帰させられるとは夢にも思ってなかっただろうな。いやいや、まだまだ働いてもらいまっせ、、、

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