2004/08/10 麦の脱穀  Threshing Wheat and Barley
threshing wheat using thresing machine

脱穀機が修理できたので、お盆のファミリーキャンプまでには何とかしなくちゃ、と気になっていた小屋の2階の吊るし麦も、やっと脱穀できます。
まずは小麦から。ばらばらになった麦粒が飛んでいかないように、ブルーシートでフードを作りました。脱穀機を足で踏むと、ドラムがびゅんびゅん回ります。麦を一束ずつドラムにあてると、ぴしぴしぴしっ、びしびしびしっ、と麦粒が飛んでいきます。
やってみて気がついたのですが、片足で踏み続けるということは、もう片方の足でずっと立ったまま作業するということ(あたりまえだけど)で、バランスを取るのも大変だし、第一疲れます。適当な高さの椅子がなかったので、ハイラックスの荷台を拝借、、、



crushed wheat - grains and hulls and stems all mixed up

脱穀機を通した状態。麦の粒と、籾殻と、茎、それにまだ殻に入ったままの麦や、茎に付いたままのものもかなりあります。

crush further with hands and knees

もう機械は使えないので、ここから先は手作業足作業です。手と膝を使ってひたすら踏みつけ、麦と殻をばらばらにしました。


threshing barley

次は大麦。同じようにぴしぴしぴしっ、びしびしびしっ。
機械が単純なつくりなので簡単な作業だろうと思っていましたが、実際にやってみると、ドラムのスピード、麦束の量、そしてドラムへのあてかた、と、微妙な加減が結構むずかしい。穂ごと飛んでしまうとあとは手でばらばらにするしかないので、なるべく麦粒がばらばらに飛んでいくように、スピードを調整したり、ドラムに当てる力加減を変えてみたり、、、
おっ、いい感じになってきた、と思う頃には残りの麦束も既に少なく、、、

crushed barley

小麦は脱穀時に籾殻も取れて玄麦状態になりますが、大麦は籾が付いたままの状態です。籾を取って丸麦にするのは大変そうなので、このまま炒って麦茶にしようかと思っています。


separating grains from hulls

さて、この後は唐箕がないので、風選するしかありません。
いろいろと試行錯誤の末、大部分の籾殻は除去できましたが、まだ1割ほど混ざっています。一度洗ってから乾燥させるつもりなので、あとは水に付けたときに浮いたものを取り除けばいいのかな、、、

穀物はやはり手間がかかります。あれだけの面積で栽培して、あれだけの手間をかけて、できあがったのは、、、うーん、たったこれだけか、、、
小麦の自給というのは、かなりきびしいことを実感しました。今年は大麦小麦は少し減らして、国産有機モノの入手が超困難なライ麦をメインにやろうかな。

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