2004/12/27 壁張り  Wall Panel
newspaper sprayed with boric acid solution

小屋の2階の北西の一角は、ずっと資材置き場と化していたため、壁も床もこの部分だけはまだ終わっていませんでした。本格的に寒くなる前にやってしまおう、というわけで、まずは断熱材づくり。うちの究極のローコスト断熱材は、新聞紙にホウ酸水を滲み込ませて作ります。毎日帰る前にホウ酸水をスプレーした新聞紙を小屋中に広げて乾燥させる、という作業を地道に繰り返します。


      
crumple into balls and  stuff them into the wall

新聞紙が乾いたら、丸めて壁に詰めていきます。これまた地道な作業。

この新聞紙断熱、日本人より外国人のほうが喜んでくれます。オーストリア出身の靴職人さんもウケてくれました。日本の友人知人はおおかた「ふーん、、、」っていう反応なんですが。セルロースファイバーを知らないと、面白くないのかな、、、
オーストラリアからの客人 Bodoさんは、It seems to be very flammable! という感想を述べていましたが、たしかに flammable にはちがいない。オーストラリアでは、ある種のユーカリの木の皮が不燃性の断熱材になるそうです。そういうのがうちの土地にも生えていればいいんだけど、、、 当分は、新聞紙断熱材がうちのスタンダードになりそうです。
and then put insulation boards (made from cedar bark) onto the newspaper balls

新聞紙の上に、25mm厚のインシュレーションボードをはめ込みます。これは杉皮、パルプ、コーンスターチから作られた断熱材で、『フォレストボード』といいます。自然素材系の断熱材の中では比較的安価で、私たちにも手が届くかも、とだいぶ前に試験的に購入したものです。小屋の屋根に使ってまだあまっていたので、壁にも使ってみました。
put little pieces togher and you'll get a rectangle!

今までに出た切れっ端をかきあつめて、パズルに挑戦。いや、この小さなスペースのために「まもの」をカットするのがもったいなかったので、、、
cut off the edge of cedar boards so that they fit each other

次は杉板の加工です。これは天城の知人の山で間伐させてもらったもの。製材所に持ち込んで四分厚に挽いてもらったのを、サンダーがけして鋸目を消し、トリマーで相じゃくり加工しています。
nail cedar boards

あとは楽しいクギうち。左となりの部分を張ってからずいぶんと時間が経ってしまったのは、板の色で一目瞭然。
all done! - it took more than a year to go round all the four faces

この部分は床もまだだったので、ついでにやっつけました。なんだか急に小屋が広くなった感じです。

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