08/03/03 ローコスト断熱材                                               白州発不定期日誌

建築中の母屋の中、一面に広がっているのは、、、?
小屋の壁にも入っていますが、これぞ究極のローコスト断熱材「ホウ酸入り新聞紙」。
またの名を「なんちゃってセルロースファイバー」(ま、原料は同じということで、、、)。
この家の断熱は、40mm厚の「フォレストボード」(杉の樹皮+パルプ+コーンスターチで作られたボード型断熱材)に加えて、この古新聞断熱材が3〜4寸の厚みで入ります。
参考までに断熱材の費用を、、、
 ・フォレストボード 1820×910×40mm 1枚1,680円(2006年購入時)+送料※
 ・ホウ酸 1箱1,000円程度 (薬局で購入)
 ・古新聞 0円 (もちろん新聞購読費は別ですが、、、)
ただし、手間はかかります。人件費をお金に換算するひとにはお勧めできません。
  
        ※知人と共同で260枚(4トントラック目一杯)購入したので、1枚あたり約170円で済みました。



ポリバケツに入れたホウ酸水に新聞紙を浸した後、バケツの内側に貼り付けて、しばらく水切り。





天日で乾燥。トラックの荷台は、こんなときも重宝します。
風があるとちょっとたいへん、、、

で、生乾きのものを、広げてさらに乾かしているのがいちばん上の写真です。




乾いたら、丸めて床根太の間に詰めていきます。根太の下には、フォレストボード40mmがはってあります。





古新聞断熱材の製造が間に合わないので、大量に発生するかんなくずも断熱材として使うことに、、、
かんなくずの下には、「くず炭」を入れてみました。調湿作用がある? 防虫効果もあるかも? ま、なんとなく入れてみた、というのが正解だったりして、、、





床の野地板を張りながら、かんなくずをぎゅうぎゅう押し込みます。
白く見えているのはパーライト(煙突のめがね石をつくったときにモルタルに混ぜたものが残っていた)。「くず炭」のストックもなくなったので、代わりに、、、







床の野地板は、隣町で家を建築中の知人の土地に積み上げてあった松丸太をもらってきて、製材所で五分厚に挽いてもらったもの。
自動カンナで厚みを揃えてから、斜めに張っています。





今日は、かわいい助手がいるようで、、、



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