09/07/30 ウマヅラカワハギの日
白州発不定期日誌

誕生日の前日、敦賀から、とれとれのウマヅラカワハギが5匹届いた。
動画サイトでさばき方を検索し、実家の母にメールして確認してもらい、さらに電話で細かい指示をあおぎ、午後いっぱい奮闘した結果のカワハギフルコース。
母も試したことがないというのでちょっと不安だった刺身は、旨味食感とも絶妙で大好評(全部刺身がよかったというひともいた)。ねっとりと濃厚な肝は、煮 付けてもボイルしても、とろけるようなうまさ。身は淡白だときいていたけど、ほろほろの煮付けも、塩焼きも、見た目よりもずっと脂がのって旨味が強く、ご 飯とお酒がすすむすすむ、、、
さすがに5匹分のフルコースは、6人で動けなくなるまで食べても、まだ食べきれないぐらい。うちの鳥さんたちも、内臓や食べ残した骨のご馳走で、大満足。 皮と角以外は、みんなできれいにいただきました。
おさむちゃん、ありがとう!!!


朝、宅配便のドライバーに電話して、うち宛のクール便がないかどうかきいたところ、朝の便の仕分けの中にはない、ということだったので、じゃ、午後便か な、と午前中は上の畑にバイトに出かけた。
昼前に帰ってくると、1階のドアにはり紙が、、、
なんと「クール便」ではなかった! で、気づいたドライバーさん(顔なじみ)が、これを車に積んだままにしておいたら大変だ、と、うちのアクセス道(ト ラックが入れないのでいつもは道路まで取りに行く)を延々と歩いて、涼しい小屋の1階に運び入れておいてくれたのだ。急いで開けてみると、氷水の中にまだ 冷たいカワハギが浮いていた。宅配便のおにいちゃんに大感謝!




井戸のところでさばき始めると、「おいしいもの」の気配を察知してわらわらと集まってきた、、、
この後は、ひさびさのご馳走に、狂喜乱舞の世界。
さすがに5匹分の内臓は多かったのか、最後はちょっと食傷気味(でもあとできれいに食べつくしていた)。




初体験の「皮はぎ」。
レクター博士(『羊たちの沈黙』)を思い出してしまった、、、



1時間半の奮闘の結果(余裕がなくて写真なし)。
2匹は三枚におろして身は刺身に、頭と中骨は煮付け。
2匹は、煮付け用に頭と身を別々に。
肝と子は水にさらし、それ以外の内臓は待っている鳥さんに、、、




1匹は塩焼き用にさばく。
母いわく、「皮を剥くとビニールの魚みたいになるから」
「ビニールの魚」????

皮を剥いてみて、やっと意味がわかった。



2匹分の身と、4匹分の頭を煮付ける鍋がなかったので、中華鍋で。



ウマヅラカワハギ5匹分のフルコースが完成!!!

手前左が、ボイルした肝。右は身と肝の煮付け。
中央が頭の煮付け。



最初「薄造り」を目指していたが、だんだん疲れて厚くなった。
でも、ほんとに旨かった、、、



塩焼きも、網にくっつかなくて、焼きやすい。

カワハギ、最高!


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