10/01/15 樹上の人
白州発不定期日誌

ひとんちの子供が大きくなるのも早いけれど、うちの森の木も、油断しているとあっという間に大きくなる。もともと手入れされないまま放置され、ひょろひょ ろの老木ばかりが無秩序に繁る不健康な森だったので、どんどん切って更新(広葉樹ならば切り株からひこばえが出て新しくなる)する必要があるのだが、いか んせん伐らなきゃいけない木が多すぎて、なかなか追いつかない。
去年は木を切るのをサボったから、今冬こそは、、、と、秋の終わりから、新月前になると、ばたばたと忙しいM氏。トイレの前の3本に株立ちした大きなクル ミも、母屋のすぐ横に生えていたコナラも、薪小屋を日陰にしていたエノキも、どんどん伐る伐る。

年が明けても、まだまだ伐る伐る、、、


ん? 木の上に何かいる?

鳥よりはるかにでかい物体が、、、



あれは、崖の上の松かな、、、?


近づいてみると、、、
あー、なんだ、枝打ちかー


今度は、こんなところに、、、

幹にかかっているのは、最近入手した新兵器「ムカデバシゴ」。




それにしても、伐りまくってるなぁ、、、

これで、薪小屋(写真左上)の日当たりもよくなったかな、、、



これはかなりの高さ。

見ているほうもちょっとドキドキ。

あ、よくみたら、一応ハーネス付けて確保してるのね、、、



さて、伐採適期としては最後の新月。
伐れるのは昨日までかと思いきや、カレンダーをよく見ると、月齢が「0」になるのは今日の夕方だということが判明。じゃ、あの桜を伐るか、、、
というわけで、今日のターゲットはこの山桜。
そのまま倒すと、建築中の母屋に届いてしまうので、まず、木の上に登って、できるかぎり枝を落とし、頭を短くしてから伐倒、という作戦。

写真ではわかりにくいが、木全体がかなり手前に傾いている。



おっ、これも新兵器?
、、、ではなく、買ったのはかなり前。
(確か1万円で投売り(?)していたのを衝動買いしたような覚えが、、、)
刈払い機の先がチェーンソーになっているもので、名前は「パワープルーナ」という。
今日はこいつが大活躍。
「うーん、今日だけでも、もとは取ったかも」


細い枝を落としたら、次はチェーンソーの出番。

どんどん短くなる桜。


ほぼ幹だけになったので、あとは倒すだけ。

受け口を入れ、追い口を切り、くさびを打ち込み、、、


最後は、ロープを引く。

ほんとは、もうちょっと右に倒れるはずだったんだけど、、、



かくして、薪はあふれ、、、

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