05.11.07
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構想?年、「掘立の家」がついに着工した。
思えば、その第一歩として敷地内に生えていた十数本のヒノキの伐採を始めたのは、3年前の冬。伐採直後
にはとても運べる気がしなかった6m超の柱も、2年間の乾燥を経て、さらに周囲を削られて何とか扱える重さになった。地面に掘った5〜6尺の穴に9本の柱
を立て込む「御柱祭」も無事終わり、やっとほんとに家が立ちそうな気がしたのもつかの間、待っていたのは、ねじれ、くるい、あばれる唐松荒材の構造材と
の悪戦苦闘の日々。
屋根は一応かかったけれど、春を迎えて畑仕事も始まり、なかなか思うようにははかどらない。ま、ぼちぼち気長にやりますか、、、
※ここで言う「掘立」とは、「きわめて粗末な建物」ではなく、「土台を置かずに、柱を直接地面に埋めて建て
ること」の意。つまり、読んで字のごとく「(穴を)掘って(柱を)立てる」家。"Pole Building"
という英語もあるが、どう見ても日本語の「掘っ立て」のほうがわかりやすいし、洒落ている。Viva 掘っ立て!!!
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